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眠れない・眠い・昼夜逆転の原因は?睡眠障害の種類と治療法を精神科専門医がわかりやすく解説

【精神科専門医が解説】睡眠障害の種類と症状|不眠・過眠・睡眠時無呼吸症候群・昼夜逆転

睡眠は、食事や水分と同じように人間が生きていくために欠かせない要素です。しかし、人生の中で一度も睡眠に悩んだことがない人は本当に稀と言えます。多くの方が、ストレスや悩み事をきっかけに「眠れない」「朝すっきりしない」といった不調を経験します。

本ページでは、精神科の臨床現場で特に相談の多い睡眠障害について、精神科専門医が分かりやすく解説します。



【目次】



睡眠障害の主な種類

睡眠障害は大きく分けて以下の4つに分類されます。

  • 不眠症(眠れない・途中で目が覚める)
  • 過眠症(昼間の耐えがたい眠気)
  • 概日リズム睡眠障害(昼夜逆転などの生活リズムの乱れ)
  • 睡眠関連呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群など)


1. 不眠症の種類

● 入眠障害(寝付きが悪い)

布団に入っても眠れない状態が長時間続くタイプです。

● 中途覚醒・熟眠障害

夜中に何度も目が覚めたり、朝早く起きてしまうなど、熟睡感が得られないタイプです。
日中の眠気・倦怠感・集中力低下を伴うことが多く、生活に支障が出やすい特徴があります。



2. 悪夢障害・レム睡眠行動障害・夜間せん妄

● 悪夢障害

怖い夢や不快な夢を頻繁に見ることで、強い苦痛を感じる症状です。

● レム睡眠行動障害(RBD)

夢に合わせて手足を激しく動かす・叫ぶといった行動が現れます。本人に記憶がないことが多いのが特徴です。

● 夜間せん妄

睡眠中に意識が混濁し、幻覚・徘徊・衝動的な言動が現れます。高齢者に多く、早期対応が非常に重要です。


3. 過眠症(昼間の強い眠気)

夜しっかり眠っているにもかかわらず、日中に抑えられない強い眠気が起こります。
仕事中・運転中の突然の眠り込みは、重大な事故につながる危険があります。


4. 睡眠相後退症候群(昼夜逆転が続く)

入眠時刻がどんどん遅くなり、日中の活動に大きな支障をきたします。自力で生活リズムを戻すのが困難なケースが多く、専門的な介入が必要です。



5. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)

以下の症状がある場合は要注意です。

  • 大きないびき
  • 呼吸が一時的に止まる
  • 睡眠の質が悪く、日中に強い眠気・倦怠感が続く

周囲の家族の指摘で気づくケースも多い疾患です。


睡眠障害とうつ病・不安症の関係

実は、睡眠障害とうつ病・不安症は深く関連しています。

  • うつ病の初期症状として不眠が表れる
  • 不安が強いと入眠障害・中途覚醒が起きやすい
  • 睡眠不足が続くと感情が不安定になり、うつ状態を招く

「不眠=睡眠だけの問題」と思われがちですが、メンタルの不調が背景にあるケースが非常に多いため要注意です。

うつ病の症状や治療について詳しく知りたい方はこちら:
うつ病の症状と治療ページを見る



睡眠障害が続くと起こりやすい影響

睡眠の質が低下すると、以下のような影響が起きやすくなります。

  • 疲れが取れない・集中力が続かない
  • 感情の不安定化・イライラが増える
  • うつ病・不安症の発症リスク上昇
  • 判断ミスや事故の増加
  • 血圧・代謝への悪影響

眠れない状態を放置し続けることは、心身双方に大きな負担となります。



「もしかして睡眠障害かも?」と思ったら

今回ご紹介した睡眠障害の症状が続いている場合は、早めの受診をおすすめします。睡眠は生活の根幹であり、治療により改善が見込める部分です。

睡眠は“治せる症状”です。ひとりで抱え込まず、まずはご相談ください。



【FAQ】睡眠障害に関するよくある質問


Q1. どれくらい眠れなかったら病院に行くべきですか?

一般的には、「3週間以上 不眠が続く」または「日中の生活に支障が出ている」場合は受診をおすすめします。

Q2. 睡眠薬には依存性がありますか?

現在は依存性の少ない薬も増えています。適切な量を守って使用すれば安全性は高いです。

Q3. 昼夜逆転は治りますか?

生活習慣だけで戻すのが難しいケースが多く、光療法・生活指導・必要に応じて薬物療法を行うことで改善が期待できます。

Q4. 不眠は心の病気ですか?

ストレス・不安・うつ病など心理的要因で起きることもありますが、身体疾患や生活リズムの乱れから起こることもあります。まずは総合的な評価が必要です。



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当院では、睡眠障害・不安症・うつ病など、幅広い心の不調に対して専門的な診療を行っています。

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今回文章を書いたのは精神科専門医・山田雅弘です。